行きたいなー、韓国


ソウル中心部を流れる清渓川。
その出発点にあるモニュメント
「スプリング」を見上げるたびに
ソウルに来たんだな〜って思う。


ひょんなことから
韓国の魅力にはまってしまった。


韓流ブームが吹き荒れていた頃は
韓国には全然興味がなくて
何がそんなに「いい」のか
全く理解出来なかったけれど
一度訪れたら、これがまぁ〜〜面白くて
街歩きがやめられなくなってしまった。


最初は、夫と一緒に行った。
南山タワーに登り、そこで周囲の風景や夜景を楽しんだが
駐車場からタワーに至るまでの道が、少々きつい坂だったのを覚えている。


あちこちから「チョンマル ピゴネヨ〜」「ピゴネ〜」という言葉が聞こえてきて
ナマで聴く生きたハングルに凄く心惹かれるものがあり
どういう意味だろう?と、日本に戻ってきてからハングルのわかる人に聞いてみた。
「マジ、疲れるぅ〜」「疲れる〜」と言っていたと知り、何だか楽しくなった。


ある時、「ボルレ ハンテ ムルリョッタ〜!」と言いながら
ぽりぽりと腕を掻いている人がいて、この言葉の響きも面白くてメモに書き取った。
「虫に食べられちゃった〜」という意味らしいけど
蚊に食われた、ってことらしい。


ハングルって面白い〜!
食堂でメニューとか読めたらいいだろうな、と思い
ソウルに留学経験のある知人に、文字の読み方と文法を
少しだけ教えてもらうことにした。
数回学んで、なんとかカナタラ(←日本語のいろは)はマスターできた。
読むだけならなんとかなるが、まだまだ意味などわからない。


ならば、実践あるのみ〜!とあとは現地で体当たり。
地下鉄に乗っては駅名や車内に貼ってあるポスターの文字を音読し
街を歩きながら、目につく看板を片っ端から読んでいく。


おかげで少しずつ、少しずつ、読めるようになり
食堂に入ってメニューを見ても、チヂミやビビンパのみならず
キンパやチャプチェ、スンドゥブカムジャタンという
他の料理も読み取れるようになった。


以来、急激に「韓国大好き!」になってしまい、仕事や介護の合間を縫って
格安のエアー&ホテルのチケットを購入し、ふいっと飛びたってしまう。
ま、今はせいぜい2泊3日がいいところなのだけど。


歴史的建造物や博物館、街のおすすめどころを巡るのも悪くはないが
旅の時間は限られているので、どうせなら「集合時間」や
免税店の立寄りなどに縛られず、自分のペースで動きたい。


ソウルの街は凄くわかりやすので、地図さえあれば迷うことはない。
移動の足も地下鉄は走っているし、バスもある。
しかも、タクシーなんて東京では考えられないほど格安なのだ。


その時々によって旅のパートナーは異なるが
気がつけば、私の楽しみ方にそれぞれがすっぽりと入ってきてしまう。
そして、一緒に楽しんでくれることが本当に嬉しい。


市場に出向き、野菜や果物・薬膳などを眺めながら
片言のハングルで値切って買い物が出来た時の喜び。
立寄った大衆食堂でいただく「家庭定食」は、沢山の小皿におかずが盛られ
オマケにチゲまで付いてひとり300円ほどだ。


大型スーパーのフードコートで、食券を買って定食を注文すると
500円程度でも、相当豪華な「お膳」が登場する。


あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜行きたいな、韓国。
時間的にも身体的にも縛りが多い日常ゆえに
年に数日は「休日」を取って、非日常を楽しみたいと思ってしまう。


今度ソウルに行ったら、清渓川を下流まで約5.8km
ゆっくりと景色を楽しみながら歩いてみたい。
韓国はホントに「チョアヨ〜」だ。