きっとアナタも痩せられる!

今日は久しぶりに、夫のダイエットのお話ネ。



夫と結婚する前、彼は面白いことを言ってたナ、とふっと思い出した。
「・・・あのサァ、ボク将来は禿げないと思うけど、お腹…出ててもいい?」



正直、「はぁ?」 って思った。
今だったら 「すぐに現状を見せてみろ〜。服、早よぅ脱げ〜」って言うところだが
まさか、ね。
唐突にそんなことを言ったら、コッチの品性・品格が疑われるというもの。



本人の将来は親を見ればわかる、とよく言うけれど
確かに、夫の父親も二人の兄も決して細身とはいえず
むしろ、健康診断に行けば必ず
「食生活を見直して適度な運動を心がけましょう」と
コメントが入りそうな体型だった。



なんというか、たとえて言えば
なすびにマッチ棒で手足を付けたような
胴体の大きさの割には足も手も細っこい…という、そんな体型の夫であった。



さて、あれから19年近く・・・(うはー!)。



彼の予言は見事に的中し
誰もがあっ!と驚く体型に変化して行ったのだ。



見よ!
どどど・・・どぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!



よくもまぁ〜ここまで肥えたモンダ。
約9ヶ月前:去年の8月下旬の夫の姿である。
体重は87キロ。



ただでさえ猛暑・酷暑の夏だったのに、ホントに暑苦しかったわよね。
エアコンの中で身動きできず、トドの様に転がっていたけど
その姿を見た時、このままではやがて寝たきりか、死に至るのでは…と思った。



夫はビールどころか、アルコールは一切飲めない下戸ちゃんである。
なのに、どして? って感じだが、悲しいかな、見事な育ちっぷりに。



仕事の関係で生活のリズムがぐっちゃぐちゃになったことも
太り過ぎた原因だと思うけれど
同じ環境の人は他にもいるわけだから
夫だけが異常に太る・・・なんてことはアリエナイ話である。



食に対する執着がなんとも凄まじくて
一緒に外食をすると 「恥ずかしいよぅ〜」 って思うことがいっぱいあったし
食べ方も異常…というか、一種異様なものがあった。



職場検診の結果表も私に見せることなく闇に葬られ
引越しの時にごっそり出て来たのを見つけて
激しい言い合い (イヤ、一方的に私が叱りつけていただけか…) になったっけ。



本人もわかっているけど、やめられない、どうしたらいいのかわからない…という
情けなーい状態に追い込まれ、それでも自分の意思が強く持てず
「オマエはよぅ!」 と、とうとうコワイ奥さんの堪忍袋の緒が切れちゃったのよね。



「今日から夕食は、全ての炭水化物抜き!」を宣言され
朝はバナナと白湯、昼は基本自由食だが、出来る限り弁当持ち。
勿論、揚げ物や間食のおやつ類なんて言語道断!だ。



かかりつけ医と相談しながら、夜は栄養価は高く・カロリーは低い食事を作り
行きつくところ、野菜たっぷりの春雨スープが定番となった。



単調な味だと飽きるので、スープのベースは5〜6種類。
あれこれとローテーションしながら日替わりでベースを決め
そのスープに合うように、たらの切り身やとりのささみを入れた。
野菜も出来るだけ噛みごたえのある大きさに切りた〜っぷりネ^^
最後に、ひとかたまりの春雨をぼ〜んと投入。



夫はまず、それをどんぶり1杯食せねば、おかずの部に箸は伸ばせない。
最初はナンデ?ナンデ?ナンデ〜〜〜? と拗ねていた様だが
次第に「ごちそうさま。もうお腹いっぱい〜」と言う様になった。




夫に 「デザートあるよ〜」 と言っても、「要らない」と答えるようになり
誘惑にはのって来なくなったのよね。
エライ、えらい!




で、約1ヶ月後の9月下旬。



通勤でちょっとだけ歩くようになったこともあり
少〜〜しだけ、激しいお腹の突出が緩和されてきた感じ。



体重がなかなか82キロの壁を破れず
「絶ぇ〜〜〜対、無理ぃ。70キロ台になんてなるわけない!」と
自分に言い訳しつつも、黙って夕食のスープを食している夫であった。



でもね、ある日、突然79.85キロなる数字が体重計に出現し
夫は眼鏡をかけたり外したりしながら、何度も何度も体重計に乗っかっていた。



急激なダイエットは身体にとっても、精神的にもよくない (はず)。
12月までに80キロ、3月までに75キロ・・・と
目標を立てて頑張っているが、割と早目に目標体重に到達し
夫自身も最初は信じていなかったが、身軽になっていく我が身に楽しさを覚え
その後は文句ひとつ言わず、食事に関しては徹底的に守るようになった。



年明け早々、私の父がいよいよ危なくなり連日の病院通いを強いられ
母も私も夫もバッタバタ・・・の日々が続くようになり
2月の葬儀、3月には震災もあって心身ともにそれぞれが疲弊してしまった。



でも、日常の中で何があろうとも、食事のメニューは厳守!
今年3月には、こうなった。



まだまだ・・・だけど、異様な膨らみを見せていたお腹の突出時よりも
だいぶ緩和されてきた感じね。
この時点で75キロをクリア。
「首、あったんだ〜」 と言ったら、「失礼な!」 とオコラレタ。



4中旬には73キロ台の数値を見せ始め
当初に比べるとだいぶ身軽になった感じ。



スーツのズボンのウエストが緩くなってきた〜と
アジャスターを使って調節していた模様。



そう言われても、まだまだダイエットは途中経過の段階なので
今、服を買い直すわけにはいかず・・・もうちょっと待っててね〜と。



で、数日前、とうとう71キロ台に突入した〜。



凄いじゃん!
体内年齢も68歳から56歳まで下がって来たぞ〜。
あと10歳分頑張れ〜〜〜!
(・・・ちなみに私の体内年齢は21歳だった。。。)



コレ、今の夫クン。



おぉ〜〜〜〜! 肋骨が見えて来たぞ〜〜〜〜!
かなりお腹周りもすっきりしてきたね。
・・・っていうか、膨らんでいたお腹の皮が、痩せて弛んできた感じ。。。



「あのね、ボクね、体重が87キロあった時は自分で体が重たかったよ。
朝起きて、体を起こすの重かったもん」
…そっか、そっか。正直でよろしいー。



もうちょっとで6月の目標体重:70キロに手が届く。
まだまだ小太り体型なだけに、これからは少しずつ運動も取り入れていこうね。



震災があった日の夜も、職場のある新宿から歩いてさいたままで帰ってきたけど
「少し痩せたから歩けたんだよ」 とのこと。
そだね。



身体が少しずつスリムになっていく分、心がどんどん強められていくね。
甘味の誘惑には勝てなかったのに、線引きされて以来
飴玉1個、買ってこなくなった。



流石に16キロ痩せると、周囲の人も気が付いてくれるらしく
「痩せたねぇ〜」 ってビックリされるという。
心身ともに引き締まっていくって、やっぱりイイコトなんだなぁ〜と
夫の笑顔を見ながらしみじみ思った。



諦めなければ、アナタもちゃんと痩せられるのよ、夫クン!
も少し、頑張れぇ〜 \(^0^)/ オウエンシテルヨ♪