誰か何とか言うてくれぃ・・・

夫クン・・・。
ついこの間、71キロ台の体重をたたき出し
測定当初は67歳だった体内年齢も
「50歳」 の数値をみるまでになってきた。



久しぶりに会う人たちは、口々に 「痩せたねぇ〜」「凄いねぇ〜」と言うようになり
それを聞いている夫もまんざらではなさそうな感じであった。



ところが、だ。



ここ数日、彼も私も母も、それぞれが三人三様の超〜〜〜〜〜多忙を極め
日常生活に関しては、「もう大人なんだから」 と
寝るも食べるも各自の意思と責任に任せていた。
自分のことだけで精一杯過ぎて、とてもじゃないが家族のことまで手が回らなかった。



ウチでは夜毎の体重測定が必須なのだけど
どうしても私が直接、夫の体重測定値を見ることが出来ない時は
彼が自分で写メして私に送ってくれることになっていた。



それが・・・・・・・・・
昨日も一昨日も・・・・・・・・・・・・・・・来ない。



考えられる理由はふたつ。



1、測定を忘れてしまって、データが残っていない。
2、体重が増えてしまったので、そのことを「コワイ嫁」に知られたくない



理由「1」 は問題ではあるが、人間のやることゆえ完璧はありえない。
その理由さえ納得できるものであれば
私とて頭ごなしに彼を叱るわけにはいかない…というもの。



しかーし。
理由 「2」 は自己保身が目的ゆえ、いかなる理由であれ
他者に責任を押し付けての正当化など認められないし、言い訳も無用だ。



夫は甘えが出ると 「2」 を素知らぬ顔でやってのけ
それでいながら、コワイ嫁の怒りを嫌というほど浴びせられて、一瞬は神妙になる。



でも、ほとぼりが冷めると油断もするし
「なんで?」 「イイジャン別に〜」 「チョットだけ、チョットダケ」と
巧みに言葉を使い分け、子供も真っ青になる位のダダコネが始まる。



このウルトラトリックの威力というか、破壊力は相当なものだ。
実の母親さえも太刀打ちできず、結局は、全てが彼の都合のいいように
ゴネゴネ・ねちねちと楽な方〜へと物事を押し流して行く。



どうやら、夫はそれがまかり通った母親同様
私もいずれはその破壊力に屈し、夫の言い分を 「仕方ない…」と諦めて
容認してくれるもの、と思っていたらしい。



読みが、甘い!!!!!



「母親」 は自分がお腹を痛めて産んだ子だもの。
愛情の濃さが他人とは違うでしょ。
イザとなれば、我が子可愛さの方が優先される。



今夜も体重測定値の写メが届かなかったので
「早よぅ測って送らんかいっ!!!!」 と写メの督促をしたところ
なんとなんと・・・



3キロもリバウンドした数値が添付されてきた。



アホ!・・・ってか、ド・アホ!!! だよ。全く(怒)



半分残せ!と忠告していたものも一気に丸ごと完食し
それを指摘したら、「いい〜じゃん、別に!」と、またコレだ。



野菜類には 「味がない」 と言って、母からドレッシングやマヨネーズを貰い
「チョットだけ〜、チョットダケ〜」と言いながら容器を巧みに傾ける。
慌てて彼の手からもぎ取るも、彼も握って離さず・・・の繰り返し。



こんな状態では、いつまで経っても 「健康体になる」 なんていうことは
ありえないだろう。
だったらもう、ダイエットなんてやめればいい。



彼にとってもストレスだろうし、家族にとっても大きな負担だ。
それこそ、「大人なんだから」自覚を持って意思を強く持って管理して欲しい。



定期検診もあるので歯医者に行け、と言っても
「はいよ〜」と口ばかりで行かない。
皮膚科にも行けよ〜と言っても
「はいはい」と言うだけで行かない。



悲しい現実だけど、肉体は年々衰えてくる。
同じものを同じ様に食べていたのでは、新陳代謝が落ちているのだから
余剰分は蓄積される一方だ。



身内の忠告なんてもう、彼の耳・・・というか
心には届かない気がする。
結局、見た目の肉体や体型が変わったとて
根本的な問題→意識の切り替えが出来なければ
いつまで経っても同じことの繰り返しが続くだけ、なのだろう。



ホントにもう、誰か何とか言うてくれぃ! って感じだ。
私だって意地悪をしているわけではないのだからネ。



それとも、完全放任主義にして
彼が成人病で苦しもうが、生きようが死のうが
私には無関係!という立場で割り切った方がいいのか・・・。



年がら年中、こんなことで頭を抱えなければならないことに
段々腹が経ってきた今日この頃である。
やれば出来るのだから、諦めないで頑張れヨ! 夫クン。