お気に入りの光景

家の窓のガラス越しに、とっても楽しい光景が見える。
西側の窓からは、沈み行く太陽が織りなす、美しい夕焼けのひとこま。
そして南側のベランダからは、近くにある電車の清掃・点検場。


私は「鉄ちゃん」ではないけれど(むしろ飛行機好きの「飛ちゃん」かも…)
旅客系の乗り物には、なんとなく目が行ってしまう。


今日もプワ〜〜ンと警笛を鳴らしつつ、数本の車両がルート内に入って行った。
黄色いヘルメットをかぶった作業着姿の人たちが、清掃用具を手にしながら
手際良く車両ごとに汚れを落として、ガラス窓を磨き上げていくのだが
猛暑であろうと酷暑であろうと、せっせと体を動かしているのだから、凄い。



その手前を上り電車が、向こう側を下り電車が通り過ぎて行き
通過する電車の音には少々騒がしさも覚えるが
それでも、その光景をぼ〜っと眺めていることが私は好きだ。


そういえば、子供の頃住んでいた家から自転車で10分位行ったところにも
引き込み線のある大きな操車場があり、父と一緒によく電車を見に行ったものだ。
当時は、濃い肌色のボディに窓枠に沿って赤いラインの入った「特急」が
とってもカッコよく見えて、高架橋から飽きもせずぼ〜っと眺めていたっけ。


時代と共に電車も随分、外装も形状も変化してきているなぁ〜と思った。
ここ近年はエコを意識した「省エネ車両」まで開発されてきて、全く驚いてしまう。


清掃と点検が済んだ車両たちは、間もなく出発だなぁ〜なんて思っていたら
ポケットに入れていた携帯が鳴り
『一日だけ、休みが取れそうです。日帰りで、どこかに行きませんか?』と
友人から、素晴らしいタイミングでメールが届いた。


『行きましょう! 電車に乗って』と、すぐに返事を返した。
来週は私も一日だけ時間を作り、友人と二人で近場を旅することにした。


今度は電車の車窓から、我が家を見てみよう。
一瞬で通り過ぎてしまうだろうが、いつも私が眺めている窓が見えるだろう。
暇さえあれば飽きもせず 「外を眺めている人」は、その日はいません〜(笑)



さて、今日もオレンジ色の夕陽が
とっても綺麗に見えた。


下界は毎日体温並みの猛暑だけど
上空はかなり温度が低いんだね。
西に向かって飛んでいく飛行機が
すぅ〜〜〜〜〜〜〜っと
細長い線上の雲を描き出す。


高度5千m〜1万3千m位かぁと
航跡を見送る。


あ!今日5日は父の誕生日だ!!!