食べられる 「ほおずき」


これを初めて食べたのは
イタリアのレストランだった。


ランチに出されたプレートに
ちょこん、と載っていた。


ある意味、日本人には
とっても馴染みのある形で
8月半ば頃を想像させるが
日本のものとは随分
色も大きさも違うし
まさか「食用」だなんて
誰が思っただろうか。


恐る恐る袋状のがくを外して、中にある小さな実を口にしたら・・・
なんということ!物凄〜く甘酸っぱくて濃厚で、とっても美味しかった。
聞くところによると、欧州ではポピュラーな「フルーツ」らしい。


我が家のバルコニーでも、何年か前からこの「食用ほおずき」が
毎年収穫できるようになった。
最初は母が種を見つけて買ってきた。


以降、特別に種蒔きをしたわけではないが、土にこぼれおちたものが芽を出し
毎年、夏が始まるころからひとつふたつ…と、収穫が出来る。
こればかりは自然にぽとり、と落ちた物の方が美味しい様に感じる。


早生では青臭くて、とてもとても…だが
袋が乾燥して、網目の筋が浮き出るほどに熟したものは甘くて美味しい。
量を食べるものではなさそうだが、りんごの様な甘酸っぱさがたまらない。


秋が深くなるほどに、どんどん枯れてしまうので
収穫の時期も間もなく終わるなぁ〜と、しみじみ思ってしまった。
来年も沢山、実るといいなぁ〜♪