バルコニーの花たち (10月 )
雨上がりの朝は滴たちが陽に照らされて、キラキラしている。
花びらの色も葉の色も、空の色も雲もとっても綺麗〜。
あ〜、気持ちいいなぁ〜なんて思いながら、うぃーっと伸びをしてみる。
日向はまだまだ暑いけれど、日陰は風が通るとひんやりだ。
足下を見れば、散った花たちが濡れたコンクリートの床にぺたりとはりつき
コッチは、あ〜〜〜ぁ、だ。
この手の掃除は濡れ落ち葉同様、結構大変…なんだよなぁ。
数日前の天気の崩れで、あちこちに小枝や花がらが飛び散り
ルーフバルコニーの両端にある排水溝のところにも、それらが沢山集まっていた。
母も朝から気合を入れて、バルコニーの掃除と植物たちの手入れに…と
頭からすっぽりタオルをかぶり、狭い空間をせっせと動き回っている。
突然 「うぎゃ〜、デタ〜〜!」と3段跳びしながら戻ってきた。
どうやらまた、プランターの土の中からカブトムシの幼虫が出てきたらしい。
私にとっては儲けモンだ♪ こんなに小ちゃいものがコワイなんて、ネ。
ゴキには容赦なく立ち向かって一撃するのに、ナントモ…である。
猛暑が去り、涼しくなった途端に
今まで萎れていた植物たちも、急〜に元気になってきた。
さ、きちんとお手入れしてあげましょっと。
のぼたんの根元に一輪だけ大きく咲いていた、赤いガーベラ。
いつ植えたのか覚えていないけれど、ダイナミックに咲いている。
何だか元気が貰えそうな感じ。
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これは私の大好きな
「ねこのひげ」
今年も沢山のつぼみをつけた。
次々に花が咲くだろうな。
楽しみ〜〜〜〜♪
真っ白な花びらの奥から
すぃ〜っとのびているひげたち。
その先端は薄い紫色なのよ。
可愛いなぁ〜って
ツンツン…と触りたくなる。
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これはいただいたものなのだけど、花の名前がわからない。
とっても綺麗な青紫色の花が咲く。
水かけに外に出るたびに、母は 「この花の名前、何だろねぇ〜」って
もう何十回と呟いている。
家にある植物図鑑を持ってきては老眼鏡をはずし、虫眼鏡で該当しそうなものを
ひとつひとつ眺めているが、いまだヒットせず。。。
どなたがご存知ありませんかぁ〜? \(`0`)/
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これは「ガウラ」というそうな。
日本では「ハクチョウソウ」
とも呼ばれているらしい。
極細の茎の先に
花が咲いているのだけれど
この群れが風に揺れると
なるほど・・・
白鳥が空中を舞っている感じって
わかりそうな気がする。
白とピンクの花たちが
ゆらゆらゆらゆら〜^^
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赤とオレンジの中間色の様なサルビアも、なんだかずっと咲いている。
緑の中に赤い色は、やっぱり映えますネ。
蜂たちも根性で7階までぶんぶんと飛んで来ては花の中に顔を突っ込み
次から次へと渡り歩く。
サルビアの花の蜜は、彼らにすっかり吸い取られた感じもするが
確かに蜜は甘いもんね。
月末になればまた少し、我が家のバルコニーも装いが変わってくるのだろう。
今度は冬に向けて、オリーブの実が色づくのが楽しみだ。
今年はいくつ収穫できるかな〜。