にらの花と青いレモン

大雑把に育ててきた夏野菜やぶどうたちの収穫が一旦おわり
何だか日々の楽しみがひとつ、減っちゃったなぁ〜って思っていたら
にらの種があちこちのプランターに飛んでいた様で
ツンツン・ちょこちょこと芽を出していた。


収穫にはまだまだ時間がかかりそう…と、そのまま放っておいたら
あっという間に伸びてきて、みそ汁の具に出来るくらいの量になっている。
あらま――――。


更に忙しさにかまけて放っておいたら
・・・花が咲いた。
おやま―――――――。



へ〜、 にらの花って白いんだねぇ、と眺めていたら
「早く摘んで食べないと、にらが硬くなるよ〜」と
母はお構いなしにバッツンバッツンと、根元のちょっと上から切り取ってしまう。
少し残しておくと、そこからまた次の葉が生えてくるんだって。


摘みたては、やわらかい。
以前、急な来客があった時、摘んだにらを卵とじにして
お醤油をちょっとたらしてご飯のおかずに出したら
「うま〜〜〜い!」って喜んで食べてくれたっけ。


チヂミに入れて食べても、美味しいよね。
あとは春雨の炒め物にも絶対欠かせない食材。


レモンもまだまだ実は青くて硬いけれど、ほんの少〜し色づいてきた。
オレンジ色になるまで枝につけておくと、レモンも酸味より甘みが強くなるのよネ。
完熟するまで、待とう〜っと。
これを薄く輪切りにしてはちみつ漬けにしておくと、冬の朝のお楽しみが増える。


制限のある空間でも、四季折々の楽しみを植物たちが作ってくれる。
これからの時期、野菜が貴重になるだろうから、二十日大根や小松菜でも
空いたプランターに植えてみようかなぁ。
・・・確実に、また鳥たちとの争奪戦があるだろうけどね。