16人にひとり・・・


ふと、自分の身の回りにいる女性って、何人くらいいるんだろう…と思った。
まずは母でしょ、叔母が5人、従妹が8人、従弟の嫁が2人
いとこの子供たちが9人、そのまたこどもたちが3人。


既に亡くなった人たちはカウントしていないが
血族の親戚だけで、28人もいる。


夫の方も数えたら、義母がひとりと義姉が2人、姪が3人の合わせて6人。
ここまでで34人。


そこに古い友人や親友たち、職場や趣味の場の友人・知人たちを加えたら
相当な人数になるなぁ〜〜〜と改めて思った。


『日本人女性の16人にひとり』


この言葉を私の親戚の女性たちに当てはめてみると、私を加えて35人だから
概ね、その中の2人が該当することになる。


この確率で宝くじが当たったら、相当凄いこと…!だよね。
16人にひとりが賞金をGet!出来る可能性があるんだよ〜。
運が良ければ一億円と前後賞合わせて、3人が当選だ。


実際にその保証があったなら、いずこの人々もみな親戚総出で繰り出し
くじの発売当日には、売り場前にずら〜〜〜っと並ぶだろう。
「16人にひとり」って、想像に難しい割合ではない。


さて。
この数字の本来意味するものとは。。。


日本人女性が乳がんにかかると言われている数字なのだ。
16人にひとり。
つまり、私の親戚の中に2〜3人、ということ。


実際に、私と義母が同じ年のほぼ同じ月に乳がんの手術を受けた。
血縁関係にあるならともかく、私と義母は全くの他人だ。
それを思っても、この数字、結構正確かも…と思ってしまう。


もっとも、まだまだ日本では「乳がんの受診率」が低いので
一定年齢以上の方が定期的に受診するようになれば
もっと分母の数値は小さくなっていくかもしれない。
数年前までは「20人にひとり」と言われていたのだから
ここ数年でも確実に変化は起きている。


実際に、宝くじを買ってめでたく「当選〜!」したら
「あなたも買ってみなさいよ〜。買わないことには当たらないわよ」と言うだろう。


乳がんに限らず、早期発見で治療により治癒率が高くなる病なら
出来るだけ早期に見つけてもらうに限る。
母や叔母たちはもとより、従姉妹たちもいい年齢になってきた。
友人・知人たちも同様である。


大好きな女性(ひと)たちだから、自分の健康を大切にしてほしいし
そのいのちを大事にしてほしいと思ってしまう。
自分がその「ひとり」になったとしても、生きた証が身近にちゃんといるのだから
「あなたも検診に行ってみなさいよ〜」と、私も勇気を持って勧めてみたいと思う。


手術よりも怖いのは、そのまま「放置しておくこと」だからね。