夫、四十路半

ふうむ・・・である。



「困った旦那です」が転勤になった。
随分と中途半端な時期に…とも思ったが、自宅から十分通える範囲内なので
夫には何とか頑張って欲しいナ〜と思う。


ここ数日、異動先の職場で使用する私物などを紙袋に入れて持ち帰り
新旧それぞれの職場における業務引継ぎに備えて、いろいろと準備をしている様だ。
全くお疲れ様…だね。


家に居るときは大抵パジャマ大王になって、トドの様にのへ〜っと寝転び
目を半開きにしながら、ぐわぉー!と地響きのようないびきをかいているが
そんな姿しか知らないと、正直、あれでマトモに仕事なんて出来るのだろうか
と心配になってしまう。


しかし、今年になって、彼の仕事ぶりを垣間見るチャンスが何度かあり
家では見せたことのない表情や機敏な動きを見せられ、凄〜く驚いてしまった。


どんな業種にあろうとも、やっぱりプロというものは存在するし
技芸や芸能は一目瞭然だけれど、地味〜〜〜〜に映ってしまう事務職とて
やっぱり、その道のプロはちゃんといるのだということを
夫を通して知ることになった。


そんな折、夫の職場でスキルチェックがあったらしく
一昨日の夜、その試験結果を持って帰ってきた。


おぉー! これは結構凄いことかもよ。


夫いはく「満点の人は残念ながらいなかったみたい」とのこと。
どうやら彼が1番の成績を収めたらしい。
・・・こういうの、凄いなーと思った。


いくら「毎日、同じことやってるからサ〜」と言われても、イヤイヤイヤ…
基礎知識と応用力がなければ、確実に点数に反映されるであろう。


「困った旦那です」も、実際はタイシタモンダな…と
今回ばかりは思ってしまった。


まぁ、何はともあれ、心身の健康に気をつけながら
新しい職場でも頑張ってもらいたいナ〜って思う。


そしてカレンダーの上に目を落とし、「あっ!」と思った。
今日11月4日は、夫の誕生日である。


とうとう彼も四十路半ばを迎える。(うっは〜、もう立派な「オヤジ」だね)
人生の分岐点のようなものを、うっすらと感じてしまった。
これからの時期、外は寒いので、夕飯には温かいスープでも作ってあげよ。
夫くん、明日も頑張れよぉ〜!