「かんれき」のお祝い

「昔は人生50年って言われていたけど、それを思うと60歳なんて凄いよね」と
今月、めでたく満60歳の誕生日を迎える知人(←ある意味「恩人」ダナ)が
笑いながら言った。


きっと、その通りなんだろうな〜と思うが
正直、今はまだ私たちには、その言葉の本当の重みはわからない。
・・・っていうか、実際にその年齢にならないと 「わからせてもらえない」事って
沢山あるのだろうなーと思う。


例えば20代では許せなかったことが、30代では少々知恵がつき、対処法を学ぶ。
それが40代では、結構笑ってやり過ごすことが出来るようになるのだから
人生の年輪というものも、重ねるほどに豊かになっていくんだなぁ…と考える。


その知人夫妻と、気心の知れた方々を自宅に招き
私たち夫婦も加わってみんなで「還暦」のお祝いをした。


一応は「お誕生日」だから、プレートとろうそくも付けてもらうことにした。
「お誕生日おめでとう」よりも「祝:還暦」の方がいいなーと思って
チョコペンで「祝」の隣に「かんれき」とひらがなで書いてもらった。


字画の多い漢字って、習字の時も大変だったけど
ケーキにつけるプレートに書くのも大変だよね。
頑張って漢字で書いてもらっても、読めなきゃ困るし〜^^;


みんなで ♪Happy Birthday〜の歌を歌って、ろうそくに火をつけて・・・。


やっぱり、60歳って特別な年なんだろうなぁ〜と思った。


その特別な年の「誕生日プレゼント」は、何にしよう〜〜〜〜と
夫とふたりでずーっと考えていたが、結局。。。


スーパーに行って「赤いきつね」のカップうどんを一箱買ってきて包装し
ど〜〜んと手渡しで、おめでとうー!!!!!!だ^^
赤いちゃんちゃんこは、別の人から貰ってね〜)


みんなで分け合っていただいたケーキの上に灯ったろうそくの光が
なんだか十字架のように見えた。
きっと、その知人は「赤いきつね」と一緒に
神様からの大きなプレゼントも貰ったのだろうな〜なんて思った。