待ち時間の合間に

カレンダーを見て驚いた。
・・・来週はもう12月ー!なんだね。


ホントに、ありえない早さで1日1日が過ぎて行き
思考だけが取り残され、後から慌てて身体についていく感じだ。
こういうのって、20代・30代の頃には感じなかったことなのに。。。


あ〜あ、だ。


さて、今日は自分の身体メンテナンスのためにクリニックに行ってきた。
ちょうど母も 「ばね指」の治療日だったみたいで(←父の介護中に痛めたの)
ふたりなら、電車よりも車の方が経済的〜と、母を乗せて一緒にGo−!


クリニックが面している通りの街路樹たちも、すっかり秋色になっていて
枝から落ちた葉っぱたちが、ざわわわ〜っと歩道いっぱいに散っていた。


午前中の受付が12時までなので、出来るだけぎりぎりに行った方が
空いているかな…と思い、時間を考えて11時40分にクリニックに到着。


・・・扉を開けてビックリ〜!
かつてないほど患者さんたちで、待合室はいっぱいだった。
ゲホゲホ・ゴホゴホ…!と、マスクをかけて咳をしている人が一杯〜。
た、タマランわな。。。


すっかり顔なじみになった受付の看護師さんに
「ごめんね〜。昨日お休みだったから、今日は朝から凄く混んじゃって。
まだ10人くらい待っているから、受診は1時頃になっちゃうかな」と言われ
その間、銀行にも行きたいし、買い物もしたいし…と
「では、1時に戻ってきます」と言って、一旦、外に出た。


道路を渡った向かい側には、大きな園芸店とスーパーがある。
1時間…って長そうだけど、「母に園芸店」とくればあっという間だ。


母はまず、お得意の 「特価品」コーナーに一目散〜。
暫くウロウロ・・・していたが、今回はどうやら戦利品はなかったらしい。


続いて、野菜や果物の苗が並んでいるコーナーへ。
どんどん秋が深くなり、冬が近いというのに、それでも時期にあった苗たちは
まだそこそこ種類があるものだ。


今日は珍しいものを見つけた。
以前、軽井沢に行った時、老舗のジャム屋さんの店先でみつけた「コールラビ
その苗が並んでいたのだ。

へぇ〜っと思って眺めていたが、ものは試し・・・と買ってみることにした。
ひとつ98円也〜♪



店の中央には物凄い量のポインセチアたちが並べられていたが
イマドキのポインセチアも、まるで新小学1年生のためのランドセルのように
実にいろいろな種類と色が出てきたなぁ〜と思った。


ピンク色のポインセチアも、なかなか綺麗だなぁ〜と思ったけれど
淡い色も濃い色も、それなりに品格を感じるよね^^



写真には撮らなかったけれど、青や緑・黄色のポインセチアもあって
葉の表面にラメまでいっぱいキラキラと付けられていて
どう見ても自然の色ではないな…と思った。
正直、ここまで来ると、綺麗なんだか・個性的何だか・・・わからなくなる。


あとは・・・やっと買ったチューリップの球根!!!!!
結局は、スタンダードな昔ながらの「赤」「白」「黄色」をまとめ買い。
1球約40円は高いのか安いのかわからないけれど、来春も楽しみだなぁ〜♪


そして、こんなのも見つけた〜!

ピンクリボン」と命名されたチューリップだそうな。
(どうしても自分が当事者だと、すぐに目が行ってしまう〜)
売り上げの一部は乳がんの「リンクリボン運動に寄付されます」とのことだが
少々価格はお高めなので、もう少し私は様子見〜。
ディスカウントしたら、買おうーっと。



果物の苗木たちは、すっかり「ぶどう」から「柑橘系」となった。

この成り方、見事!だね。
こんなの「プレゼントです」って貰ったら、凄く嬉しいだろうなぁ〜。


母なんて「まぁまぁ〜、随分熟しちゃって。
このまま枝につけておいたら、熟しすぎて落ちちゃいそうよネ。
どれどれ…ひとつ食べてあげようか」なんて
冗談とも本気とも取れない言い方をして、ホントに果実に手を伸ばそうと…。


やめてくれぇ〜!だ、全く。。。
商品に手を出したら、「お買い求め下さい」って一葉さんひとり分が飛んでいくぞぉ。


コッチは 「シークワーサー」。
実の大きさは、親指と人差し指で輪を作ったくらいかな。


ウチのバルコニーにも、レモンの木と隣り合わせて置いてあるけど
どういうわけか、全然実がつかず。。。


その代わり、蝶々たちが好んでこの木に飛んできて
孵化した幼虫たちがごにょごにょ葉っぱの上を這っている。
母は見つけるたびに長いピンセット片手に悲鳴を上げているが
同じ柑橘系でも、それぞれ好みがあるんだねぇ。



さて。
赤玉土や肥料なども買って会計を済ませ、台車に乗せて車まで運び・・・
一瞬、何しに来てたんだっけ?????と思ったが
そうだ!クリニック〜!と思い、時計を見たらもう12時50分〜〜〜!


ヤバ…ヤバ…ヤバ…ヤバい!と、慌てて来た道を引き返し
1時チョット前に待合室に着いたけど、まだ数人患者さんたちが待っている。
少し待ってから母と私と一緒に診察室に呼ばれ、無事に受診を済ませ
薬を貰って今日はおしまい。
や〜れやれ。


一旦家に帰ってしまうと、また出るのが億劫になりそうで
帰路はその足で父の入院している病院に行ってきた。


父は急に発熱したらしく、頭部を冷やしつつ苦しそうにベッドに横たわっていた。
オマケに気道に痰が溜まり過ぎていたらしく、少々呼吸困難をきたしていた様だ。


患者さんたちはモニター管理されているので
何かあれば看護室の画面が異常を知らせる。


「たぎったけど(←医療の裏用語)どうした?」と、ベテランの看護師さんがやってきた。


父はいつも思いっきり嫌がるが、痰の吸引処置をお願いした。
しばし、家族は廊下に出されて待機の時間となる。


正直、とっても・・・複雑な気分。。。


日に日に衰弱していく肉親を目の当たりにし続ける、ということも
何だか大きな試練だ。
本人は家族以上に、もっともっと辛いのだろうけどね。


ふと、寝たきりの高齢者が起こしやすい疾病のこと、停めてある車の駐車料金のこと
毎月の入院費の支払いのこと、そして私たちもフルの予防注射をするべきかどうか…
などなど、ホントにいろいろなことを考えてしまう。


「先」が見えても見えなくても、辛いものは辛いね。


処置に少々時間がかかり、なおまだ父の状態が落ち着かず
もうちょっと…もうちょっと…と、父が静かに寝息をたてるまで
母も私も父のベッドサイドから離れることが出来なかった。


考えてみれば、今日はかなりの時間をクリニック+病院で過ごしてしまい
ヘンな疲れが身体にじわぁ〜っと残ってしまった。


このまま直帰すると、その重さを引きずってしまうので
食材の買出しがてら、少し足を伸ばしていつもの大型スーパーに立ち寄ってきた。


そこでみつけた 「クリスマスツリー」!
これ、空いたペットボトルで出来ているの。
ごってごてのきらびやかなツリーも見ごたえがあるけれど
疲れたアタマには、シンプルなものがやさしくすぅ〜っと入ってくる。


内部に仕込まれた電球が容器を通して、光のツリーを作り上げ
その見事な輝きが、何だかとっても綺麗に見えた。