大根をいただいた

母の友人が定年退職後、自宅近くの畑を借りて作物を作り始めた。
土作りから始めて15年強。
見事に肥えた土となり、作物たちも玄人はだしの出来栄えとなった。



大根が収穫期を迎えたらしく、ありがたくも
「好きなだけ、引き抜いて持って行きな〜」と太っ腹なお誘いを受けた。



見事だね〜〜〜〜!
これは聖護院大根と言っていたが、確かにそこそこの大きさがある。
ずっしり!と、手に重く感じた。



畑には、何種類もの大根が植えられていて
それらを持ち切れないほどあれもこれも…と頂戴してきた。
感謝、感謝〜。



このまま売り物になるのでは…と思う程、立派な野菜が育っているが
中には 「んん〜〜〜っ?」と笑ってしまう様な変わり種が見つかる。



見て〜!この右側の大根。
屈折しながら地中に更に伸びて行き・・・引き抜こうと思ってもびくともしない。
周りの土を掘りながら、やっとこさ、地上へと引き抜いた。



あまりの長さにビックリして、大きさ比べをしちゃったよ。
私の靴を隣に並べてみたけれど、24,5センチの靴が縦に2足並びそうー。
・・・ってことは、軽く50センチはあるってことね。凄っ。。。



お次は先端が二股三股+オマケ付きの大根ちゃんたち。



(このまま歩きだしたら、コワイだろな。イヒ!)
形はユニークでも、大根は大根。丁寧に皮をむいて
ひとつひとつスライサーで薄切りにしていく。



これをそのままごま油で炒めて出汁と醤油で薄味をつけ
夕食のおかずでいただいたけど
大根の甘みがふわぁ〜っと広がりとっても美味しかった。


残った分はすだれに広げて、切干大根を作る。
保存食にはもってこいだ。



大根の葉も無駄にはしない。
丁寧に何度も何度も水洗いしてから、ササッと茹でておく。
明日のおかずは油揚げと一緒に炒め煮にする。
これにじゃこを入れても美味しいし、ごまをかけるともっと美味しい。



5ミリ程の厚さに切ったものは、塩で揉んで昆布を入れて漬け物にする。
赤い大根も塩揉みにした。
どちらも一晩寝かせると、味が染みて美味しくなるのよね。



そして、赤い大根のもう一つのお楽しみは。。。
酢漬けにすること。ちょこっとお砂糖も足して、甘酸っぱい漬け物にする。
色がとっても綺麗なピンク色になるので、お正月にもぴったり!



大地と空からの恵みを受けて立派に育った大根ちゃんたち。
丸ごと全部いただきま〜す♪



・・・それにしても、畑ってビル風が吹く街中よりも
ずっとずっと暖かい風が吹いているなぁ〜と今日は肌で感じた。