どうせなら・・・

ホントに正月は、気忙しい。
慌ただしく過ぎて行く日常を遥かに上回る勢いで、元日が過ぎて行った。



昼間は叔母と従姉夫婦が、父を見舞うために病院に来てくれたが
あまりの父の衰弱ぶりにショックを受けたらしく、言葉を失って帰って行った。
毎年、年頭に新年のご挨拶に来てくれることが常となっていたが
今年は正直、それぞれにとって 「ナンダカネ〜」の幕開けとなった様だ。



私も生活サイクルがすっかり変わってしまったので
考えてみればもう随分と前から 「気がつけば深夜…」の毎日になってしまった。
勿論、常識的に考えても、身体にとっても・こころにとっても
ち〜〜〜〜っともイイコトなんてないだろうけど、仕方がない。



おかげで。。。
買い物に行く時間も、普段観られるTV番組も、パソコンに向かう時間も
自分の趣味に費やす時間も…全てが限られてしまい
随分と世の中との隔たりが出来てしまったな〜と感じた。



流石に情報量が少ないと、物事に対する視野も狭窄されがちになってしまうが
それならそれで、今は狭い世界の中で、少しでも楽しく過ごせるものを何か
見つけたり・作ったりして行こう〜と思ってしまう。



で。早速・・・。
父が寂しくないように〜とクリスマスの時に
病室に持って行った「ゆきだるま」に正月飾りをつけてみた。



わざわざお金を出して買うまでもないよね…と、母が生け花で使ったものを
チョチョイのチョイ〜とアレンジして、メデタイ飾りを作り上げた。



看護師さんのひとりが目ざとくそれを見つけて
「あらま〜、イイワネ。うっはっはー!」と大笑いしてくれた。
一瞬でも心が和むものがあるとイイもんだね。



同じ一日を過ごすなら、眉間にしわを寄せて暮らすより
「うっはっは!」と笑ってもらって過ごした方が、私も嬉しい。
明日は母と私がそれぞれに、「ひょっとこ」と「お多福」のお面でも
かぶって父の体をさすってみようかしらん〜。



どうせなら、正月くらい、パ〜っと明るく行きたいもんだねぇ。
パ〜っとネ!



:オマケ:

母が以前、特価品コーナーで100円で買ってきた蘭の花が咲いた!
ひとつひとつはとても小さな花だけど
ふわりとつぎつぎに花開き、かんざしの様に枝垂れてきた。



もう少し待てば、満開になるかもね。
緑色の小さな蘭の花も、なかなか可愛らしいものだ。



・・・でも、これ、正式にはなんていうお花なんだろ。ね。