古稀、おめでとうー!

今日、1月12日。
母がとうとう70歳の誕生日を迎えた。



・・・厳密に言えば、「古稀」って数え年の70歳のことを言うそうだけど
世の概念からいえば、どうしても年齢って「満年齢」の方がポピュラーだからね。



しっかし、70歳なんて、もっともっと先の話かと思っていた。
そして一気に「母も若くはない年齢になったんだなぁー」と
しみじみ思ってしまった。



確実にお互い、年はとっているのに
普段の生活の中でそれを認識するのはホントにまれなことだし
うっかりしていると、自分の年齢さえ忘れてしまう。



何しろ、いつもいつもお互いの顔を見ていると、それが当たり前すぎて
時間の経過も忘れてしまうほど変わらない日常がそこにあるからね。



まぁ、ウチに子供でもいれば確実に 「成長」が目に見えるので
親として・祖父母として、年をとったなぁ〜という実感があるのだろうけど
我が家では何年経っても家族が増えないので、父は父だし、母は母。



自分は変わらないと思っていても、肉体は目に見えないところで
日々衰えていくのだから、まぁちょっとしたことを通しても
それなりに 「自覚」もさせられるのだろうけどね。



あ〜〜〜〜〜。でも70歳かぁ。



考えてみれば、母が今の私の年齢の時から「日常が介護」の生活が始まり
40代半ばから50代・60代の全てを、父の介護に費やしてきたんだナ〜。



子供も手が離れて、夫婦で元気ならアッチコッチ旅行にでも行ける年代なのに
その時期を介護一色で過ごして来ざるを得なかったのだから
なんとも複雑な思いがあるのだろうな、とも思う。



誕生日のお祝い…といえど、私たちもそれぞれに忙しくしていると
どうしても大切な記念日さえ、気持ちはあってもなかなかタイムリーには
祝ってあげられないことが多く、それがどこかちょっと心苦しい。



それでも夫は、母の古稀の祝いをとても気にかけてくれて
「何かお祝いしなきゃ〜」なんて言いながら、しっかり業者に手配して
母のプレゼント用にと「肩マッサージ器」を宅配で送ってくれた。



あぁ、父が元気だったら、もっときちんと祝いの席でも設けて…なんて
ふっと思ってしまったが、特別なことはなくても
母と夫と私とで食卓を囲みながら、母のこれからの健康を祈り
ひとつのケーキを分け合って 「おめでとう!」って心から言えるひと時も
やっぱりそれはそれで、十分にステキなことなんだなぁ〜って思った。



人生50年と言われていた時代ならともかく
超〜〜〜〜〜高齢社会となった日本の中においては、70歳なんて珍しくない。



でもま、折角の節目の年なのだから、祝いの色「紫色」になぞらえて
何かひとつ記念になるものをプレゼントしようかなぁ〜と
こっそり思ってみたりもしている。



・・・ベタだけど、お花のラベンダーと「むらさき芋」のチップスと
どっちがいいかなぁ〜。



:オマケ:

先日、家に遊びに来てくれたアメリカ在住の友人夫妻から
母宛てに、誕生日のお祝いの花かごが届いた〜♪



とっても可愛らしいお花の組み合わせで、母大喜び!
どうもありがとうございました。