ミモザでお出迎え

記念すべき70回目の母の誕生日も過ぎ、1月も半ばを迎えた。
ここ数日、急激な気温の変化もあり、車の乗り降りをするたびに
コートの襟を立ててぶるぶるっとしてしまう。



乾いた空気と冷たい風が容赦なく喉を直撃してくるので
外出時+病院に行く時には、絶対にマスクは必需品だ。



昨日は院長回診の時間に合わせて家族が病室に待機し
入院患者の状況や現在の治療などについて
自由に質問やリクエストなどが出来る日だった。



私も母と一緒に指定された11時〜13時の間
トイレも我慢して父の病室で待機し
「何時頃、来るんだろうねぇ〜」ってじっと待っていた。



しかし。。。
約束の13時を過ぎても来る気配なし。



土曜日は外来受診もしているので、患者さんたちが切れないのかなぁ〜なんて
思いながら待っていたら、日勤の病棟看護師が吹っ飛んできた。
「すみませ〜〜〜ん。今日の院長回診は朝のうちに終わっていました〜」
・・・だそうな。



万障繰り合わせて私も都合をつけ、時間を作って駆けつけてきたのに
何たる病院側の連絡通達ミス!!!!!!!!(怒)
これ、ビジネスだったら契約破棄よ! とんでもないペナルティだよ。



この頃、私もすっかりオバハンになってしまって
感情が素直に表情と言動に出てしまう。



いち早くそれを察知した看護師がひたすら
「申し訳ありません」とぺこぺこ頭を下げていたけれど
ま、この借り、いつか返してもらうゼイ!



さて。
そんなわけで、たっぷり2時間半ロスタイムを生じさせられ
不要な駐車場代を払わされ、ムッとしながらハンドルを握って帰ってきたが
帰路の運転は物凄く荒っぽかったのが自分でもよ〜〜〜くわかった。



右側通行していた並列自転車のカップルと(バカップルめ!1列で左側を走れ!!)
バギーを押しながら、ママ友同士お喋りしながら道路の左側を並んで歩いていた
母親たちの群れ(しかも子供が車道側だったよ)が憎らしいほど目につき
子供たちが車道まではみ出ながらふざけて歩いていたので
思いっきりクラクションを鳴らしてやったサ。



みんなー、交通法規、守ろうよね〜〜〜〜。



そんなこんなで帰宅したら、母が喉が痛いと言い出した。
熱を計ってみたら、微妙〜〜〜な上がり具合。
薬を飲んでさっさと寝てもらった。



連日連夜、仕事ではない立場で病院に通い詰めているのだから
体力が落ちていれば、当然、ウィルスを拾ってしまうだろう。
母も古希を過ぎたのだから、それなりに自覚してほしいものだ。



私は無駄に費やした昼間の時間を取り戻すべく、着替えてから用事をこなしに外出。
結局、夜までかかってしまって、夫と夕食を済ませてから帰宅した。



母もモソモソと起きてきて、「お腹すいたぁ〜」と言う。
「体調どうよ?」と聞いたら、「薬が効いて熱は下がった」とのこと。
どうやら風邪の引き始めみたいだね。



部屋を暖め、温かいお茶を淹れて飲みながら母が言った。
「ねーねー、知ってる? 今年のインフルエンザの罹患者年齢は
30代・40代が多いんだってよ。あんた達も気をつけないと〜。
あ!見た目年齢が若いから、おかあさんも気をつけないとね〜」だって。



そのあまりの図々しさに
・・・フルのウィルスの方が逃げてくワ、きっと。



母は少々体調が良くなくても、趣味の花のことになると
病も吹っ飛ばすほど夢中になる。
「お花たちがパワーをくれるからぁ」って言うけど
帰宅したら門扉のところにふわっふわの黄色いミモザが活けてあり



玄関のドアの横にも可愛らしいミモザちゃん。



ドアの内側の靴箱の上にも、同色の花瓶にミモザが挿してあって



あぁ、もうこんな時期になりつつあるのか〜って
ほわぁ〜っと心が和んだ。



それを見た夫はひとこと。
「あ〜〜〜、ミモザサラダ、食いてぇ〜〜〜!」



・・・はいはい。
母の風邪も早く完治しますように!