ハクレンのつぼみ

週末の冷え込みは、結構なものだった。
川向こうのエリアでは、昨夜から今朝まで「雪」がちらついていたらしく
昼前に電車から降り立って、ふと道の端を見たら
そこには溶けずに残っている雪があってビックリ!



待ち合わせをした友人に、「このあたり、雪降ったの?」と聞いたら
「今朝、出勤してくる時も雪が降ってて、車の運転怖かったわよ」だそうな。



へぇ〜。
北東部にちょこっと移動しただけの隣り合った市なのに
天気っていがいと違うものなんだねぇ〜。
何だか不思議で新鮮な驚き。。。



考えてみれば、ウチではたまにエアコンを点けるけれど
元々こたつはないし、ガスストーブは去年も今年も押入れにしまったままだ。
階下が和食のレストランなので、その熱が保たれて建物が冷えないのかもね。
(お得といえばお得だが、昼時になると唐揚げや天ぷらの香ばしいかおりが
ふわぁ〜〜〜んと室内まで漂ってきて、お腹のムシが騒ぐ騒ぐ…:笑)



さて。
そこの駅の近くには市民の憩いの広場があり、円形状に誂えられた中庭がある。
今の時期はすっかり芝生も枯れてしまい、葉の落ちた木々が並んでいるだけだが
時期になると、実に様々な花が咲き、通る人たちの目をも楽しませてくれる。



今日は信号待ちをしながら、向かい側にあるその中庭をぼ〜っと眺めていた。
すると、1本の木の枝の先端が、何かキラキラと光っていて
「あれ、何だろう…?」と、つい、ふらふらっとそばまで行ってしまった。



ハクレンの木、だ。



ちょうど傾きかけた午後の太陽がその木を照らし
枝についている小さな花芽に、沢山の光を投げかけていた。



近づいてよ〜〜〜く眺めてみたら
繊細な綿毛の1本1本が、空気を含んでほわほわと膨らんでいるみたい。



お日様の光とおんなじ金色のつぼみ!
綺麗だね。



見上げれば透き通った青空があって、穏やかな時間が流れている感じがした。



このつぼみたちが大きく育ち、花開いて木全体が満開になるまでは
まだまだそれなりに時間がかかるのだろう。



今は一年で一番寒い時期。。。
それでも健気にじ〜っと寒さに耐えて温かくなるのを待ち
やがてやってくる「自分の時」に備えている。
屋外の植物たちって、大したもんだね、ホント。



母も久しぶりに生け花のお稽古に行ってきたみたいで
帰宅したら、家の中のあちこちにお花が活けてあった。
今回の花材は、梅と菜の花…か。



ふうむ。。。ちょいと1本失敬して、夕方病院に持って行き
父にも一足早い春の訪れを見せてあげようかなー。ニシシ^^