停車の時間

家から、父の病院に行く途中に踏み切りがある。



本音を言えば、運転のストレスをあまり感じたくないので
高架橋やアンダーパスのある道が好きなのだけど
病院の駐車場に入る道がall一方通行なので
一番の近道を走るには避けられない難所なのだ。



3つの路線が走る踏み切りなので、時間的に電車や列車が重なる時は
遮断機が上がってもまたすぐに踏み切りの警報機が鳴り
通過列車の方向を示すランプも片側から両側に変わったり
早くしてー!って、思ってしまうこともしばしばだ。



たまに臨時列車なるものも走行し、この日は路線のダイヤが一部乱れて
列車が踏切上で停止してしまった。。。



こんなことってアリ????と、不運を一瞬嘆いてしまったけれど
まぁ滅多に見られる光景でもあるまい、と車のライトを消して
サイドブレーキを引き、ギアをパーキングに入れて待機。。。



ちょうど帰宅ラッシュの時間だったので、車内に乗っている人たちは
すし詰め状態だったけど、最近の列車は窓が開かないから
これでは気分が悪くなる人も出てくるだろうな〜なんて思った。



10分程待たされて、やっと踏み切りが開いたけれど
それまで待っていた自転車や歩行者たちが行く道を塞いでしまい
車がなかなか通れず、目の前でまた遮断機が下りてしまった。



面会時間に限りあり、なので、気持ちは凄く焦ってしまうのだけど
一方、こころのどこかで 「無理をしないでいきましょ〜よ」なんて
ぽそっと呟く自分もいる。



目の前を長い長〜い貨物列車がのんびりと通り過ぎ
うん、確かにこういう時間も悪くないかも…と思ってしまった。