「つるつき苺」 を買いに

寒くなると、どうもじ〜〜〜っとしている時間が多くなる。

母がね・・・。特に、ね。



花芽でも芽吹いて来れば、狭いバルコニーとてそこそこの手入れが必要となり
一旦、外に出たら2時間くらい平気でせっせと動いているのだけれど
冬越しのための枯れ枝や、土の中に埋まっている球根相手では
どうも屋外ハッスル!という気持ちが起こされないらしい。



気がつけば、滅多に点けなかったTVがついていて
私も知らない芸能人のコトや世のブーム、そしてCMに至るまで
やたら母は詳しくなっていた。



出かける先といえば、月に数回の生け花のお稽古と日参している父の病院だけ。
こりゃ、なんとかせねば…と、午後のちょっとした空き時間を利用して
埼玉の最北エリアまで気分転換も兼ねて
助手席に母を乗せ、車でひとっ走りしてきた。



往復で約110キロ。
大きい道路は基本車だけだし、前進だけだから気持ちがいい〜。
何より、私ののーみそは Very Simpleなので、細かな調整なんてムリムリ。



しかも、ママナビはご存知の通り、サッパリ機能しないどころか
ありえないガイドをし続けるので、当てにしないことにしている。



(ちょいと余談だけど。。。
ウチの周りは携帯片手の自転車と歩行者がごっちゃごちゃなので
危なくってショウガナイよ…。
平気で2人乗り自転車は右側通行してるし、無点灯なんてゴロゴロ…。
しかも、酔っ払いのオヤジたちも道幅いっぱいに広がって歩いているし
な〜んでこういうところを警察は取り締まってくれないんだろねぇ)



さて。
途中、高速の出入り口もあり、何か所か大型車を含めての渋滞もあったけれど
4時間ほどで行ってこられたのだから、まぁまぁだろう。



同じ県内とて、さいたまから北川辺まではやっぱりそこそこ距離はある。
17号線をず〜っと北上し、右折して大宮栗橋線を走り
大利根方面の看板が見えてきたら左に曲がって
あとは道なりに広域農道を走る。
北に向かって走るほどに空気が綺麗になって行くなーって思った。



そのエリアには、「おおとね」と「きたかわべ」とふたつ、道の駅があるので
そこを訪れることがとっても楽しみ♪



冬場は遮るものがないので、見通しがいいのよね。
スピードに気をつけながら、ばびゅ〜〜〜〜〜っと走る。
「道の駅」の看板が出てきたらその方向に進んで行くと
大きな橋の手前・右側に 「おおとね」の道の駅がある。



今の時期はちょうど名物 「大利根のつるつきいちご」がシーズンなので
摘みたてで超〜〜〜新鮮な大粒の甘いビックリイチゴ!が買えるのよ。
これね、近所のスーパーでは絶対にお目にかかれないシロモノ。



朝摘みの農家直送〜!
新鮮さはピカイチ!
それなりに価格も張るけれど、ここに来なければ食せぬ一品。



一部の老舗百貨店などでも扱っているみたいだけれど
どうしても輸送の間にわずかでも傷みが生じるらしく
この贅沢は、大利根の道の駅に来ないと味わえないのよね。



価格はひとパック千円ちょっと…とお高いけれど、冬場の一押しのオススメ!
レジのおばちゃまが 「水洗いすると水っぽくなるから、そのまま食べなネ〜」
と声をかけてくれて、では、早速〜とひと粒。



甘っま〜〜〜〜〜〜い♪
甘い・甘い。。。凄く美味しいよー。
一粒が大きいので、結構な満足感が得られるのね。



なんたって、車のハンドルについているメーカーエンブレムと
大体同じくらいの大きさヨ。
結構、大きいでしょ〜〜〜。



うふふ・・・な幸せ♪



こんな風にネ、栽培農家の方がつるをつけたまま収穫するのネ。
時間が経つほどに鮮度は勿論、甘みも落ちてきちゃうので
欲張って何箱も買わないこと…がポイントかもよ。



因みに…ひょいと実を引っぱると 「ヘタ」だけポロリと取れてくる。
ホレ、この通り〜。



ちょいと・・・並べてみました。なんとなく。。。



時期によって、またその年によって出来は色々なのだろうけれど
大きさや形は自分の好みに合わせて買えばいいんだね。



私のお気に入りは、「少々規格外」の品の方。
見た目が綺麗な粒たちと味は全く同じなのだから、楽しい方がいい〜。
一粒で数粒ほどの大きさがあり、箱を抱えて夢中で食べていたら
夕食が入らないくらい満腹になってしまった。



美味し、美味し・・・。




そうそう。
「おおとね」の、黒米を使ったおかきや黒いおうどんも美味しいよ。
うどんは隣の食堂でも食べられるので、私も母と遅いランチ〜。
一緒についてくる天ぷらも揚げたてのさっくさくで、物凄く美味しかった。



食後は、橋を渡って渡良瀬遊水地の方まで行ってみた。
堤防沿いの道を工事車両や大型車がガンガン走って行く・・・。
その中をウチの赤いコンパクト車がのろのろ走り〜で、ホントすみません。



左折してちょっと走ると、白い建物が見えてくる。
道の駅「きたかわべ」だ。



この日は風が強くて、ナマジ高台にある「きたかわべ」の屋外は寒い寒い。
それでも見晴らしがとてもいいので、晴れた日は景色がとても綺麗に見える。



いつも家のバルコニーから遠くに眺めている山が、結構近くに見えたので
「うほ〜!こんな近くにあるよー」と、母が風景を見ながらビックリしてた。
ひょいと道を渡れば、そこはもう茨城県だもんね。





三国橋を渡り、道なりに進んで茨城の古河にも足を伸ばし
オシャレな新三国橋を渡って、ご機嫌〜♪



私は運転しているので、写真は撮れなかったけど
空の青さと橋のアーチが織りなす色彩が、とっても綺麗だった。
・・・夫がこういうの、大好きなのよね。
いつか彼にも実物を見せてあげたいな。



(新三国橋に興味のある方はコチラをどうぞ♪)



その後、ママナビの助言を素直に受け入れてしまったら
あっという間に道に迷っちゃったけど
太陽の方角を目印にしてなんとなく走ってみたら、来た道に戻った。



今回のプチドライブは、気分転換が目的だったけど
つるつき苺をメインに、道の駅では他にもほうれん草や小松菜
トマトに白菜にカブに大根に人参にきのこ類にブロッコリーに・・・と
いろいろ買った。



そうそう、北川辺のお米も買ったし、綺麗な切り花も二束買った。
おかげで後部座席が野菜で一杯になった。



店長さんからは 「帰りに車の中で食べて行きな〜」って
みかんをふたつ、手にのっけてくれて、コレ・・・チョット嬉しかったワ。



帰路はひたすら南下して、そこから西に向かって帰ってくる。
沈む夕陽のビ〜〜〜〜〜ム!が眩しすぎて、ちょっとだけ運転しにくかったけど
思い付きのドライブもたまにはイイネ。



また行きたいなー。
・・・今度は誰を誘う〜〜〜〜?(笑)