お疲れ・・・なのネ

毎日毎日、なんでこんなにいろいろとやることが多いのだろう…と思ってしまう。
生活に関わる事務処理も、改めてひとつひとつやってみると
結構な手間と時間がかかることがわかった。



こちらとしては、単に父が契約していたものの名義を変えるだけなのに〜って思うけど
どうしても社会には 「法律」や 「決まり」があるので
「手続き」 とやらを踏まねばならないらしい。



一枚書類を発行してもらうだけでも、それこそお金、お金…と
費用を請求されるけど、従うところは従って行かないとネ。
後になってトラブったら、それこそ困るし。。。



は〜〜〜〜〜〜ぁ。今日もよく頑張った!^^
それにしても、流石にこの頃、夕方5時の声を聞くと瞼が重たくなり
ちょっと横になりたいな…という思いに襲われる。



でも、変な時間に仮眠をとってしまうと、かえって夜が眠れなくなるし
そのまま頑張って夕食作りに突入するしかない!って、その連続・・・だ。



数週間前までは、まさに夕方5時にはこの状態でハンドルを握っていたし
加えて、ひどい貧血によるめまいとの戦いもあったのだから
よく無事に病院や施設を連日往復出来たものだ…と
改めて考えて、何となくゾッとしながら、守られていることにホッとしている。



「夜って、こんなに時間が長いんだねぇ〜」と、食後のお茶を飲みながら
母がTVの画面を観つつ、ぽつりと言った。



確かに。



今までは、毎晩面会時間ぎりぎりの8時まで病院に居たし
それから 「出たついで」と週に何度かは大型スーパーに足を伸ばし
野菜や果物、そして割引になった食品を買いに行き
帰宅すれば軽く9時を回っていた。



持ち帰った洗濯物を一旦全部消毒し、私たちのものとは別に洗い
合間を縫って自分たちも夕食を食べたり、後片付けしたり、お風呂に入ったり
洗濯物を全部干し終えてから布団に入ると、深夜の1時、2時なんて当たり前だった。



その時はTVなんて観る時間もなかったし、観たいと思うこともなかったけれど
今はちゃんと座って夕食をいただき、食後にはお茶を飲む時間まである。



TVの某番組で、今年80歳になったという一人の男性が紹介されていた。
見た目が非常に若々しく、10歳は若く見えるなぁ〜と思って画面を観ていたら
母がひとこと。
「・・・ふぅ〜ん。随分と安いわね」



は・・・? 安い?????



お察しの通り、母は 「随分と若く見えるわね」と言いたかったらしい。
疲れがピークに達したと見えて、言語と思考がうまく繋がらないみたいだ。
コマッタネぇ。。。うっかり公で変なことを言わないでよー!^^;



その後、電池切れで止まっていた時計を発見し
「あらま〜。電池入れ替えなくちゃ」と、老眼鏡を鼻眼鏡にして
いそいそと新しい電池を入れていた。



そして
「おっかしいわねぇ〜。この電池、新品のはずなのに時計が動かないわ〜。
もしかして、時計が壊れちゃったのかしら。不思議ね〜〜〜」と
時計を手にしながら、デッカイひとり言を私の耳元で言い始めた。



・・・夕食の後片付けで食器を洗っている最中よ〜。
私は両手が泡アワだっつーの。



「終わったら見ておくよ」と言ったら、台所に時計を置いたまま
母はお風呂にGo〜!



手をよく拭いてから、どれどれ〜と見てみたら、なんのことはない。
電池のプラスとマイナスを逆に入れていただけだ。
母のやりそうなことである。



カチっ!とはめたら、再び元気に時計の秒針が動き始めた。



「かーさん、お疲れですね・・・」と、風呂場に向かってそっと呟き
父の写真の前に座って手を合わせながら
「と―さん、お母さんも私も相変わらずです」ととりあえず、報告しておいた。



お風呂から上がってきた母は、正常に動いている時計を見て
「あらまぁ、ちゃんと動いてるじゃないの〜。ヨカッタわ。
でもサ・・・これ、時間が合ってないんじゃない? なんか変なの〜」
と、わざわざ時計を90度傾けて眺めている。



・・・置き台の脚がついている辺が下部だということ、考えればわかるのに
母はおおよそ普通のヒトがやりそうにないことを平気でやってのける。
(こういうのを 「天然」って言うんだろな…きっと)



今夜は母に足マッサージでもしてあげようかなぁ。
そしたら、ぐっすり眠って疲れも取れるかなぁ。