気になる Restaurant

昨日は朝から一日中、強くて冷たい風が吹きっぱなしだった。
空は晴れて青かったし、お日様もぴっかぴかなのに、とっても寒いの。



強風に押されて転がったバルコニーのオリーブの樹を 「よっこらしょ!」と起こしながら
春先って毎年、こんなに寒かったっけ…?と改めて思ってしまった。



地震もね、今日こそは治まるかな・・・と思っていたけれど
夜になって静かに揺れ揺れ〜があったし
原発放射能漏れのことや停電のことも、楽観視できない現実が隣り合わせ。
それでも、季節は巡ってちゃんと花は咲く。



そして、お腹もきちんと空くもんだ。



週末の土曜日のランチは、夫が炭水化物を含めて好きなものを食べられる日。
先週はガード下にある王将にラーメンを食べに行き
その前はグッドファームにある本格カレー屋さんでチャパティを買って
家に持ち帰ってみんなで食べた。



さて、今週はどうしましょ…って考えていたのだけど
少し前から気になっているお店があったので、母も誘ってソコに行ってみよう!
という話になった。



はっきりとした時期は覚えていないけれど、以前はコーヒー豆を炒るところから
丁寧なこだわりを持つコーヒー専門店がそこにあった。
3階建ての可愛らしいビルで、外壁は深い黄色に塗られていた。



1階の大きなガラス戸を通して店内にある大きな焙煎機が良く見えたが
店の前を通るたび、ふわぁ〜〜〜っと香ばしいコーヒーのいいかおりが漂い
いつかその1杯を楽しみたいと思いつつ、結局は足早に通り過ぎるだけだった。
そして気がついたら、その店はいつの間にか閉店していた。



しかし、空き店舗として放置される間もなく、すぐに足場が組まれ
何やら塗装と内装の工事が入り、あっという間に今度は赤い外壁のビルが誕生した。



何のお店なのだろう?と思っていたら、ちょっと小洒落たレストランバーだそうな。
昼はランチ・夜は燻製をつまみにワインなどのお酒を提供するお店の様だ。
こういうお店、結構好きかも♪



店舗の外で 「いらっしゃいませぇ〜」と呼び込みをしていたスタッフさんに
声をかけて・かけられて、名刺を一枚いただいた。



「アン・ドゥ・トワ」だって。
可愛らしい名前だね。
折角なのでこれもご縁のひとつ、と早速そこでランチをいただくことにした。



ただね。。。
元コーヒー豆のお店でしょ。
3階建てのビルとは言っても、広さは推して知るべし!



店内は上手に改装してあった。
1階は沢山のアルコール類が棚に並ぶカウンター形式のバー
2階に厨房があり、数人用のテーブルが窓辺にちょろっと置いてある。
そして3階がテーブル席になっていて20人位入れば満席かな、というところ。



その3階まで辿りつくには、かなり傾斜のきつい階段をよっこらしょ〜と
昇っていかねばならない。
うひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、かなり急だよね。



これ、足腰の弱い方にはあまりお勧めできないけれど
それでもちゃんと昇降しやすいように、両側にはきちんと手すりが付いている。
普段使いのリックを背負って階段を昇って来た母の姿を見て、夫が一言。
「お義母さんってサ、なんか元祖:山ガールって感じだね」
わはははは・・・! 言いえて妙かもよ。そんな感じ。



そっか、そっか。
1階から頑張って狭小+急傾斜の階段を1・2・3・・・って昇って来て
頂上に辿りついたら美味しいお食事がいただけるってわけね。



早速、お店のオススメ:スモーク盛り合わせをいただく。
女性のスタッフさんが、ひとつずつ丁寧に説明してくれた。



美味しそうなスモークちゃんたち。
左からベーコン・こんにゃく・かまぼこ・チーズ・サーモン・卵だそうな。



普段の生活の中で、あまり「スモーク」系の食材は購入したり口にすることはないが
ランチのセットに付いてきたオリーブの燻製が絶妙〜〜〜な味わいだった。



これは、母と私がいただいたMixフライ定食。
アジフライと小さなメンチカツ、それにお豆腐と野菜のフライがついていた。
揚げたてで衣はサクサク・中はふっくらジューシーでとっても美味しかった。



これね、今回割引があって800円でお釣りが来たの。
かなりお得感があって、大満足だった。



セットにはオレンジジュースとサラダ、お漬物の燻製、ライスが付いてくる。
こっちは夫がオーダーした黒豚のハラミ肉を焼いたもの。800円ちょっとよ。



今はまだ、オープンしてそんなに時間が経っていないらしく
通りすがりの人や近所の人たちなど、知る人ぞ知る…のレストランなのだろうけれど
お値段の割にはかなりお得感のあるランチだし、何より美味しい!
そして、スタッフさんたちの笑顔と接客マナーが凄くいいの^^



あ〜〜〜〜〜お友達も連れてきたいよぅ。



外食で美味しいものをいただくのも、たまにはいいね。
なんでもかんでも自粛自粛…では、全体の士気が落ちていきそうな感じなんだもん。



食後、わが家の 「元祖:山ガール」は背負っていたリュックを
スタッフさんに持ってもらい(←助かりました。アリガトウ!)
一歩一歩足元に気をつけながら
よいしょ、よいしょ・・・と急な階段を降りて行った。



夫も、ちょっと痩せてからでよかったね。
87キロの巨漢クンの時代だったら、たぶん息切れして頂上(3階)までは
辿りつかなかったかもよ〜〜〜〜〜。



「登山(←急な階段を昇ること)してでも、また行きたい!」と
そんなことを思わせるような、何だかちょっとした隠れ家的なレストラン。
・・・常連さんになっちゃおうかな〜って、今、半分本気で思っている。



場所はね、そっと教えちゃう。
大宮駅西口を出て、ソニックビルの北側の道をトコトコと歩いて行くと見つかるよ!
りそな銀行まで行っちゃうと、行き過ぎだからねー。