心の天気予報

昨日もまた、変なお天気だった・・・。



最初は青空だったのに、いつの間にかもくもくと黒い雲が運ばれてきて
晴れているのに雨が降ってきた。



あれまぁ!・・・だ。



おまけに、遠くに雷鳴を聞いたような気がして窓を開けたら
いきなり突風が吹き込んできてビックリ!
さっきまで、風なんて吹いていなかったのに。



陽射しを信用して、うっかり外に洗濯物を干そうものなら
天然のシャワーで再度濯がれ、花粉いっぱいの大風で乾燥させられ
こりゃ、たまらんわナ。



朝はフリースを着てご飯を食べていたのに
昼過ぎには気温もいきなり25度近くまで上がり
室内より屋外の方が暖かくて (…っていうか暑い!?)
半袖に着替えてから用事をこなしに出かけた。



県の北部では最高気温が27度まで上昇したそうで
「7月の気温です・・・」なんて天気予報で言っていたけど
どうなっているんだかね。



因みに夜からは段々と気温が下がり、明け方には5度くらいになるとか。
一日の寒暖の差が20度以上〜なんて、そうそう体験したことないかも。



めだかのエサやりついでに、バルコニーの植物たちを眺めてみたら
ガーベラが、思いっきり 「寸足らず」状態で花を開かせていた。



水が足りなかったのかな・・・。
チューリップもそうだったし。



普通、花屋で見かけるガーベラは細長〜〜〜〜〜〜い茎の先に花があるけど
ウチの子たちは「葉」→「わずかな茎」→「花」だ。
・・・こんなん、今まで見たことないワ。



そうそう。
食材ケースの中で、すっかり干からびて芽を出していたじゃがいもたちは
植え付け後、すくすく・すくすく・すくすく成長中だ。



もうじき、花が咲くよ―――――――― ^0^



そろそろ、夏野菜の苗も欲しいなぁ〜と思っているのだけれど
今日から始まったGW、園芸店も混むだろうナ。



この連休は、外出予定がない日は全て家にお客様がやってくる。



一応は、おもてなしの準備もしなくてはネ。
室内に飾っているお花たちが、少しくたびれてきたので
午後から母とショッピングセンターの中にあるお花屋さんに行った。



店舗間の通路を歩いていたら
向こうから、体格のよい高齢の男性を車椅子に乗せ
奥さんらしき人が押しながらやってくるのが見えた。
買い物、だろうか。



見るともなしに、視線は自然とそのご夫妻の後を追ってしまう。



ふっと父のことを思い出した。
少しでも自力で動ける間に、こういうショッピングセンターがあったら
車に乗せて連れて来てあげられたのになぁ・・・と。



そしたら、まずは豚カツ屋さんに行ってカツ丼を食べるだろうな。。。
食後は本屋さんに行ってあれこれと興味ある本を眺め
隣にあるCDショップでは好きなジャンルの音楽視聴をしよう。



食材の買出しは隣の棟の大型スーパーへ。
車椅子の父を押しながら 「今夜は何が食べたい?」って聞いて
果物のコーナーやお魚のコーナーを眺めたり
「たまには焼肉にしようか」と、ちょっとだけ奮発して国産の肉を買ったり・・・。
そうそう、お酒のコーナーでは一緒に日本酒を吟味して
それに合うおつまみなんかも選んでみたかった。



購入予定の品は、勿論、父の膝に買い物かごを置かせてもらって
ソコに放り込んでいくよ〜。



そして試食コーナーがあったら、ためらわずにいただいて
「どうよ?」と父にきいてみる。
すると父は、必ずこう言うだろう。
「うん、ひとつ貰っていこう」とね。



あ、そうそう。
・・・ところで、ショッピングセンターの中には
どこに車椅子用のトイレがあったっけ、と
見取り図から真っ先にそのトイレの場所を探すことも
いつの間にか 「普通のコト」 になってしまった。



スーパーの出入り口付近にはフードコートがあって
そこには97円でソフトクリームが買える店がある。
絶対、父はその店の前で 「止まって!」って言うだろな。



時間はかかるけど、自力で100円玉をひとつ
唯一動かせる利き手の親指のはらと人差し指の脇を使って器用につまみ出し
「バニラとチョコレートのミックス」 をオーダーする。



あぁ、全くその光景が目に浮かぶようだ。
ソフトクリームとて、誰かの手がなければちゃんと食せないのに
きっと毎度食べたがるに決まってる!



何しろきちんと動くのは、お口だけだったもんねぇ〜 ^^;
うふふ・・・。



帰路はちょっと遠回りをしても、花の咲いている道を出来るだけ通って帰る。
少しでも沢山、外の景色を見て欲しかった。。。



やっぱりね。普段は忙しさに気が紛れていても
ちょっとしたことで心は揺れる。



そしてすぐにこう思う。



肉親を亡くしたことは、本当に悲しいことだけれど
それでも、先月の大震災を経験せず、怖い思いをせずに眠りについたことや
計画停電による電力供給停止で、酸素マスクに酸素が流れなくなったことを思えば
やっぱり、時をもって丸ごと全てに最善がなされたのだ・・・と。

ガソリンパニック!と、異常な米・紙類・電池等の品不足もあったしね。。。
あんな状況の中、一日に何度も病院往復なんて出来なかったよ、私も母も。



改めて、父の 「介護」 に悔いはない、とも思った。
まぁ、今更あれこれ望んだとて、何もすることは出来ないのだから
どうにもならないけれど、その時々に出来るだけのことはやってきたし
受けてきたサービスも全て、最高の道が備えられていたことと思っている。



一日の寒暖の差が激しき折、何だかちょっとしたことで
私の気分も揺れ揺れになることが多くなってきたが
少しずつ、時間が解決するものもあるのだろうな〜と
買ってきた花たちを眺めながら思ってしまった。



そして、「私たちは今日もみんな元気で〜す!」 と声に出し
父の写真の前で語りかけるように言ってみる今日この頃である。